村に入る〜夜まで

★「あの男、村長だった」と「仲間に出来ない」の一連のセリフはナシ。

ああっ!このシーン…仲間に出来ないと言われてショックを受けたときの、あの「捨てられた子犬」のような
パンがいなくなってるー!!ショックだ…。(これ、特典映像に入っていることをなぜか失念しておりまして、
先日某チャットで、入ってますよと教えていただきました☆その節はありがとうございましたー!)

劇場版の方は、まず「あの男〜」で、ここでは一番強いものが法であり、それは自分だということを
誇示します。で、その自分が「仲間に出来ない」と言うのだから、つまりこの村にお前の居場所は無いぞと
断言してるんですね。ウーヤンの客として一応パンを丁重には扱うけど、アルフは官兵に追われる
立場だから、元とはいえ官兵のパンを仲間にしたくないと思うのは当然かな。ウーヤンから「あいつ腕が
立つんだ♪」と聞かされてても、どれほどのものかはわからないし、第一脱走兵にかかわって、もしそれが
官兵なんかに知れたら…ただでさえ盗賊村ってだけで危ういのに、この村は脱走兵まで匿ってるのかー!
って、村全体が危険にさらされるかも知れないもんなあ。村の長としては、村人の安全が第一なので
いわくつきの余所者のパンを受け入れたくないわけです。

完全版の方は、すでに一度同じ戦場に立って戦った仲なので、パンが元官兵とかいう意識はなく、
パンはすでに仲間になってる感じです。劇場版の方は、「腕が立つから気に入ってウーヤンがつれてきた男」
完全版だと「俺たちを勝利に導いた武人」みたいな扱いになってるんですね。

仲間にするつもりはないのと、すでに仲間になってるのと、この差はあとで投命状を誓う時の
アルフの思惑に、かなり影響するなあと思います。

10/13追記:ここ、なんで特典映像に入ってないと思ってたのか、わかりました☆
「捨てられた子犬顔だー!」と思ったのは、この後の夕食のシーンの「仲間に出来ず残念だ」の時の顔
でした…。そっちは特典映像に入ってなくてショックだったので、それと混じって「仲間に出来ないと言われた
パンのシーン」が無い!と思っちゃったようです(笑)

夕食〜リィエンとウーヤンの会話

★パンとの夜の回想シーン、ちょっとセリフが違う

劇場版の「いい人よ」の後の「だが逃げた」は…リィエンの心のわだかまりを読み取って、指摘してる感じですかねえ。
「そうやって『彼はいい人、だから私は彼の傍にいなくちゃいけない』みたいに、常識に囚われて自分の気持ちを
誤魔化すのはやめた方がいいんじゃないかな。現にこうして逃げて来たわけだし」って感じかな?。こう書くと少々
人生相談的ですけども(笑)。

完全版だと、自分から「その訛は」って話しかけてはみたものの、「何で〜」って聞かれても答えないし、「いい人よ」の
後にもなにも言わない。まだこの時点では、世間話はするけど、あんまり深入りはしないようにしてる雰囲気かな?
ということは…その後で、リィエンがベッドに来てから朝までの間に「運命の女だ」と思ったということでしょうか?
そうか、そこでか…なるほど。(何が)

★「仲間がいなければ生きられない」が追加

このセリフで、仲間に対するアルフの気持ちの強さが強調されますね〜。
パンは仲間じゃなくて…リィエンがいればよかったりして(笑)

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