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このシーン、順番が違っててびっくりでした！軍に入る手土産ではなく、食糧を奪うための襲撃
という設定で、全然違う展開になってるんですね〜。
「どこへ行く？」「襲撃だ」って、そのままの会話なんで問題は無いんですけど（笑）、これ劇場版だと、
「どこへ行く？」「軍に入る」だったと思うんですよ。
兵の数…最初１０８人で村を出たはずなのに、大臣の前に出る頃には８００人に増えてますよね？
それ、私はこの会話で納得してました。
貧しい身なりで武器を携えた男達が隊列を組んで進んでるのを見て、通り道にある村の村人達は
「あれは何なんだろう？」って思う。
聞いてみると、軍に入れば食べ物も金も手に入るし、この列について行けば元盗賊でも何でも
入隊できるらしい…。で、噂が広まってどんどん膨れ上がって、８００人に。
っていう状況の短縮版が「どこへ行く？」「軍に入る」の会話なのかな、って。
完全版だとこの会話が無いので、兵の数が増えたのは…村から大臣の元に着くまでの行軍シーンが
長くなってる部分で察するように…って感じかな？
きゃー！カットされてるー！！…そうか、完全版の展開だと、パンはこの時点では、まだ作戦立てて
合図を出すような立場にいないですものね。話の流れから言って仕方ない削除なんだけど、でもこれ、
特典映像にもないんだよね…残念だなあ。
劇場版を見た時は、ウーヤンの周りにいるこんな子供も軍に入るんだ？ぐらいしかひっかからなかった
けど、完全版見てから思い直すと、ちょっと変だな？と思うとこが出てきました。
騎馬で出発したはずのパンとウーヤンが荷車に揺られてるのが…変ですよね？
まあウーヤンの場合は、ずっと馬は窮屈だとか、荷車にいる若い奴らを見てくるーとか言って
ああいう状況に。と、考えられなくもないけど、そこにパンが一緒に乗るかな…？
ええと…長旅でずっと騎馬だと馬も人も疲れちゃうから、部下を率いて先頭に立つのは交代で、
あの時はアルフがその役。パンとウーヤンは休憩中とか…ちょっと苦しいかな（笑）
そう考え出すと、襲撃シーンも疑問点が出ますねえ。パンが崖の上で合図出した後、乱戦に
加わらないのは…全体の状況を把握して次の指令を出すためとか、指揮官がどこにいるのか
見定めるため、って事でいいとして…ウーヤンを助けるシーンが。
あ、全体状況を把握するはずのパンがウーヤンを助けに入ったのは、アルフと並んでこの集団の
核であるウーヤンをここで失うと、のちの山軍の弱体化が免れないから…という冷静な判断。
…よりも、まだ将軍の立場じゃないから、目の前でウーヤンがやられそうなのを見て「弟を助けなきゃ！」
という兄心が発動したため。の方がいいな♪
話がそれたので戻します。
ウーヤンを助けるシーン、手で白刃を止めて刀を奪って反撃ってすごくカッコイイんだけど…
襲撃するのに武器を持たずに見てたことになっちゃうんだよなあ…。それって変ですよね？
これが完全版の方だと、剣は質に出した後だから当然丸腰で、「軍を相手に戦うのは無謀だなあ…」
と思って眺めてたら、さっきの男がやられそう！こりゃいかん、助けなきゃ！で、飛び込んでって、
刀を手で止め…って流れになるわけですね。
…そうだなあ、劇場版の理由を考えるとすれば、武器は持ってるんだけど、崖を降りる時には
手に持てないし、ウーヤンの側に駆け寄る間に抜く暇が無かった、と思えば大丈夫…かな？（笑）
うーん。このシーンの順番は、完全版の位置の方のがしっくり来るかもですね。
でも、私個人的にはこの『靴を貰うウーヤン』のシーン、弟になったウーヤンに靴をあげる、
ってのが好きなんですよね〜☆前のウォーロード感想の方にも書きましたが、兄として弟に
「これから自分の足でしっかり歩けよ」って感じで自分の靴をやったように見えて。
完全版の方だと、戦闘終わったな、お疲れさん。これ欲しがってたろ？やるよ。みたいな感じかな？
あ、それとも…もうこの集団を利用することを考えていて、将を射んとすればまず馬から…みたいに、
ウーヤンを手なずけるつもりで靴をあげたとか！なるほど、完全版の野心家色が強いパンなら、
こっちの方がありかも？
劇場版だと、このシーンのアルフはパンに対して対抗意識みたいな物があるっほく見えましたが、
完全版だと違って見えます。シーンそのものは同じなんだけど、これから軍に入るんじゃなくて
ほんとにこれから家に帰るシーンなので、「さ、襲撃終わった！リィエ〜ンｖお土産持って帰るよ〜ｖｖ」
…ってモードになってるように見えます（笑）
あくまで戦いは食糧とその他の物資を得るためで、目的を果たした後に考えるのは家の事。
完全版のアルフの方が、より一層さっぱりした性格に見えます。