「呪われた皇帝…か」
ここに来ても何もないことはわかっていた。しかし私は、ここに来ずにはいられなかった。
「上海で彼らの話を聞いたが、何もわからなかった」という報告書では余りにもお粗末だから、一応関連がある墓を調査するふりだけでも…というのは、自分を納得させるための言い訳で…
…あの時。
私が皇帝に似ていると知った瞬間、感じた脈動。
感じたのだ。「彼」を。
そして引き寄せられるように、この地へたどり着いた。
どこかで…冒険家としての本能のようなものが、警鐘を鳴らしていた。
しかし私の中に沸き起こっていたのは、理性では抗いがたい感覚だった。
…私は、墓の中へと入っていった…。
序章・完
はい、序章は終了です。
「感じたんだ、彼を」って、ゲイブ君のセリフ使ってみました。なんたって、ある意味「マルチバース対決ゲーム」ですから♪
序章が終わって、次は本編…と行きたいとこですが、好きなキャラの話ばっかり散発的に思いついちゃって、ちゃんとした筋のあるストーリーにはなってないんですよね〜☆思いついたとこから順番適当に更新しちゃうかも(笑)
7/15色々誤字脱字があったところを訂正しました…(*ノノ)。ご指摘ありがとうございましたー!